弁護士にもいろいろな人がいます

どんな職業でもそうですが、弁護士にもいろいろな人がいます。

仕事が早い人と、早くない人。
知識と経験が豊富な人と、そうじゃない人。
職業倫理のしっかりした人と、そうでもない人。
親身になってくれる人と、機械的な人。
良心的な人と、そうではない人。
明るい人と、暗い人。
料金が高い人と、もっと高い人。(弁護士は皆高いです w)

自分にあった弁護士を選ぶことは、スムーズに問題解決に辿りつけるかどうかを決める一番大きな鍵と言ってもよいでしょう。ヤブ医者にかかったら治る病気も治らないように、弁護士選びを間違えると、時間とお金と労力ばかりかかって、問題が一向に解決しない、そんな状況に陥ってしまう可能性もあります。

ではどうやって弁護士を選んだら良いのか。

これがなかなかむずかしい。

一つは口コミ、知っている人からの紹介ですね。周りの人に「誰かいい弁護士の先生、知らない?」と聞いてまわる。これはいい方法です。でもいくらいい先生でも、専門分野が違えばダメです。アメリカは訴訟大国なので、弁護士は自分の専門分野を決めているのが普通で、移民、不動産、雇用、税金、会社法、建設、離婚、刑事など色々な分野があります。

日本人の場合は、「日本語ができる弁護士」を雑誌の広告などで探す方が多いようです。でも、「日本語ができる」という条件で最初から選択肢を狭めてしまうことは、私はあまりおすすめしません。ハワイには弁護士資格を持っている人が約4千人ぐらいいるらしいのですが、そのうち実際に弁護士の仕事をしている人が仮に半分とすると2千人。その中で日本語ができる人は20人ぐらいか、多くても40人はいかないと思われ、たったの1~2パーセントなのです。

繰り返しになりますが、弁護士にもいろんな人がいます。だからまずはご自分の依頼したい分野で経験が豊か、腕が立つ、仕事が早い、パーソナリティが自分と合う、というような条件で弁護士を探し、その上でもしその人が日本語ができる人なら文句なし、という順序で弁護士を探される方が良いのではないか、と私は思います。

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